自身の捉え方をシフトする
同じ時代を生き、同じ仕事を選び、同じ環境にいたとしても、
同じ成果を出せる訳ではない。
もちろん個人の能力の差はあるだろうが、
能力以上に大きな差を生み出しているのは、ものごとをどう捉えるかである。
全く同じ状況に置かれたときに、
「ピンチだ」という人もいれば、「チャンスだ」という人もいる。
ピンチだと捉えたときと、チャンスだと捉えたときでは、
自身から出てくる行動は一緒ではないはずである。
だからこそ、大きな成果を創ろうと思ったら、
より生産性の高い行動が呼ばれるようなものごとの捉え方を選ぶことが大切だ。
捉え方は、あくまでも一つの観点である。
事実ではなく、どこにフォーカスするかという立場に過ぎない。
観点に過ぎないのであれば、どんなものを選択するかは、
自身がコントロールできるものである。
事実ではない以上、正しいとか、間違っているとか、
誰かに評価や、批判されるものでもない。
選択の基準は、自身が意図する成果を創る上で、
最も効果的かどうかで選べばよい。
大きな成果を創っている人は、それ以外の人と、
この捉え方が異なり、それ故取る行動が異なる。
成果を変えるためには、行動を変える必要があり、
行動を変えるためには、捉え方を変えることが効果的である。
自身の観点を、能動的により生産性の高いものへとシフトすることは、
誰もが取り組むことができ、かつ投資対効果の高いチャレンジである。