どんな企業をクライアントとするか
高い実績を創り続けているヘッドハンターの方々の共通点の一つに、
心から支援したいと思う企業をクライアントにしているというのがある。
彼らは決して手数料の高さだけで、サーチするかどうかを決めない。
大事にしていることは、自らが本気で取り組めるかどうかだ。
心から支援したいと感じているからこそ、
候補者探しも本気になれるし、候補者にも心からの提案ができる。
候補者の興味を引き、最後に背中を押すのは、
ポジションをおすすめするヘッドハンターのあり方だ。
ヘッドハンターが本気で良いと思っているかどうかは、
言動の一貫性に表れる。
候補者は自分の人生の重要なターニングポイントであるからこそ、
中途半端なおすすめは一発で見抜かれ、一瞬で信頼を失うことになる。
ヘッドハンターとして、候補者からアマチュアだと思われることは、
極めてダサい。
それも報酬を得られないばかりか、
自らの信用を失うということは、極めて非生産的である。
だからこそ、自らが本当におすすめできる案件のみを担当すべきだ。
おすすめできないならば、できる状態にする努力をまずはするべきだ。
おつなぎする企業と候補者のどちらもが、
より良くなる確信を持てない仕事を、ヘッドハンターとして行うべきではない。
それはもともとヘッドハンターという仕事を選択したとき、
志しに含んでいたことでもないはずである。
関わる企業と候補者とが、より良い状態になる確信を持てるマッチングを
引き起こすことこそが、プロフェッショナルとしての仕事である。