Dear Headhunters

Context change & High performance OS install

自身の捉え方をシフトする

同じ時代を生き、同じ仕事を選び、同じ環境にいたとしても、

同じ成果を出せる訳ではない。

 

もちろん個人の能力の差はあるだろうが、

能力以上に大きな差を生み出しているのは、ものごとをどう捉えるかである。

 

全く同じ状況に置かれたときに、

「ピンチだ」という人もいれば、「チャンスだ」という人もいる。

 

ピンチだと捉えたときと、チャンスだと捉えたときでは、

自身から出てくる行動は一緒ではないはずである。

 

だからこそ、大きな成果を創ろうと思ったら、

より生産性の高い行動が呼ばれるようなものごとの捉え方を選ぶことが大切だ。

 

捉え方は、あくまでも一つの観点である。

事実ではなく、どこにフォーカスするかという立場に過ぎない。

 

観点に過ぎないのであれば、どんなものを選択するかは、

自身がコントロールできるものである。

 

事実ではない以上、正しいとか、間違っているとか、

誰かに評価や、批判されるものでもない。

 

選択の基準は、自身が意図する成果を創る上で、

最も効果的かどうかで選べばよい。

 

大きな成果を創っている人は、それ以外の人と、

この捉え方が異なり、それ故取る行動が異なる。

 

成果を変えるためには、行動を変える必要があり、

行動を変えるためには、捉え方を変えることが効果的である。

 

自身の観点を、能動的により生産性の高いものへとシフトすることは、

誰もが取り組むことができ、かつ投資対効果の高いチャレンジである。

どんな企業をクライアントとするか

高い実績を創り続けているヘッドハンターの方々の共通点の一つに、

心から支援したいと思う企業をクライアントにしているというのがある。

 

彼らは決して手数料の高さだけで、サーチするかどうかを決めない。

大事にしていることは、自らが本気で取り組めるかどうかだ。

 

心から支援したいと感じているからこそ、

候補者探しも本気になれるし、候補者にも心からの提案ができる。

 

候補者の興味を引き、最後に背中を押すのは、

ポジションをおすすめするヘッドハンターのあり方だ。

 

ヘッドハンターが本気で良いと思っているかどうかは、

言動の一貫性に表れる。

 

候補者は自分の人生の重要なターニングポイントであるからこそ、

中途半端なおすすめは一発で見抜かれ、一瞬で信頼を失うことになる。

 

ヘッドハンターとして、候補者からアマチュアだと思われることは、

極めてダサい。

 

それも報酬を得られないばかりか、

自らの信用を失うということは、極めて非生産的である。

 

だからこそ、自らが本当におすすめできる案件のみを担当すべきだ。

おすすめできないならば、できる状態にする努力をまずはするべきだ。

 

おつなぎする企業と候補者のどちらもが、

より良くなる確信を持てない仕事を、ヘッドハンターとして行うべきではない。

 

それはもともとヘッドハンターという仕事を選択したとき、

志しに含んでいたことでもないはずである。

 

関わる企業と候補者とが、より良い状態になる確信を持てるマッチングを

引き起こすことこそが、プロフェッショナルとしての仕事である。

一流は、決して言い訳しない

「候補者が見つからない。。」

 

「候補者から返信が来ない。。」

 

「候補者との面談がキャンセルになった。。」

 

「候補者と音信不通になった。。」

 

私が時々受ける、ヘッドハンターの方々からの共有事項だ。

そしてこれらのことをお話しいただく時、そのほとんどは力無い声である。

 

彼らは、思い出す必要がある。

ヘッドハンターという仕事は、楽で、簡単な仕事ではないということを。

 

そもそもなぜクライアント企業が、

求人案件をヘッドハンターに依頼をするのか。

 

それは、クライアント企業が直接採用することが難しいからである。

難しいからこそ、その道のプロであるヘッドハンターに依頼をしているのである。

 

もともと難しくて当たり前である。

だからこそ、転籍を実現した際は、大きな報酬を得ることができるのだ。

 

「難しい。。」と力無い声で言い訳をするヘッドハンターは、プロではない。

一流ヘッドハンターは、決して言い訳しない。

 

もちろん一流ヘッドハンターにとっても、簡単な訳ではない。

ただその難しさにとらわれるのではなく、自らの役割に真摯なだけだ。

 

彼らは決して、弱音を吐かない。

約束した役割を全うするまで、取り組み続けるのみである。

 

クライアント企業に必要な人財をマッチングできるまで、

弛まぬ努力と行動をし続けるのみである。

すべては主観に過ぎない

どんなに客観的に見ようと試みても、

それは主観の域を超えることはありません。

 

見ているのは、また見えているのは、

すべて自分のフィルターを通しているからです。

 

そしてこれは、自分自身のみではありません。

すべての人の意見は、その人の主観です。

 

つまりどの意見も、主観である以上、

絶対的なものではありません。

 

だからこそどの意見を採用するかを、

自分自身で選択していかなければなりません。

 

その上でどんな意見を参考にすべきかで考えてみると、

自分自身が成し遂げたいことを既に成し遂げている方の主観です。

 

なぜならば、まだ成し遂げていない自分の主観よりも、

既に達成している方の主観の方が、実現確率が高いはずだからです。

 

既に達成している方は自身の経験に裏付けされたものである分、

例え自分自身ではイメージできないことでも、試してみる価値があると思います。

 

そして実際に試してみる場合は、

他の人の意見であったとしても、「自分で選んだ意見」だという能動的さが大事です。

 

自分の人生の最高責任者が、自分であるという考えに立つと、

自分以外の観点を採用した責任者もまた、自分自身であるからです。

シャンパンタワーに注ぐように

経営者として実現したいことがあるかと思います。

そのビジョンを他の方に語っているでしょうか。

 

いくら熱い想いを持っていたとしても、素晴らしいプランを持っていたとしても、

一人でやれることには限界があります。

 

だからこそチームで進めていく方が、よりパワフルだと思いますが、

そのチームメンバーに、自身の情熱を注いでいらっしゃるでしょうか。

 

経営者としてチームを動かすならば、

自身の情熱をチームメンバーに注ぐ必要があります。

 

それも少しずつ少しずつではなく、

しっかりとパワフルにです。

 

イメージしていただきたいのは、シャンパンタワーです。

下のグラスまでシャンパンを満たすためには、その上のグラスを満たす必要があります。

 

また注いでいたとしても、注ぐ量より、蒸発していく量の方が多かったら、

いつまで経っても下のグラスへは注がれません。

 

また一生懸命注いでいたとしても、そのグラスが割れていたら、

同じく下のグラスは満たされないのです。

 

つまり、経営者として、独りよがりではなく、

ご自身のチームが満たされるように、ビジョンや情熱を注ぎ続けるのです。

 

全てのグラスがシャンパンで満たされているかどうかを、

ケアすることも経営者として大事な仕事の一つだと思います。

もっとシンプルに

現実を変えていくためには、また成果を創っていくためには、

行動が必要です。それも欲しい結果に直結する行動です。

 

極論を言えば、その成果に直結する行動のみ取れれば、

良いのです。それ以外はすべていらないのです。

 

やった方がいいことは、たくさんあります。

そしてやった方がいいことは、次から次へと出てくるはずです。

 

ただ、目的を果たすために、

やった方がいいことの全てをやる必要はありません。

 

目的を果たすために、必要なことをやればいいのです。

「必要」とは、「必ず要る」ことです。欠くことができないことです。

 

最もシンプルに考えると、

この必要なことのみにフォーカスすれば良いのです。

 

経営における「考える」というプロセスは、

ものごとを「シンプルにする」ためを目的にしてみることをおすすめします。

 

物思いにふけることを楽しんだり、趣味で思案したりするのではなく、

ビジネスにおいて成果を創るためには、考えているだけでは実現しません。

 

実現のためには、具体的に行動することが必要であり、

その行動のためには、シンプルにできた方がリソースを集中投下できます。

 

したがって、大きな成果のためには、難しくしていくのではなく、

実現に直結する行動をシンプル化にするために、考えるのです。

私は、会社を経営していない?

CEOとは、最高経営責任者のことです。

一般的には、会社の経営をしている方のことを指します。

 

そして、自分の人生における最高経営責任者は、誰か。

それは、自分自身のはずです。

 

したがって会社の経営をしていない方も、

自分の人生におけるCEOであるということができます。

 

また実際に会社の経営をしている方も、

自分の人生においてもCEOとして立場を取っているかを見てみてください。

 

もし自分の人生においてのCEOとして立場を取っていないならば、

最高責任者は誰でしょうか。

 

状況や環境、時代や文化等、自分が文句を言っている、または諦めている対象に、

自分の人生の最高責任を明け渡してはいないでしょうか。

 

CEOであるとは、実際に会社経営をしているかどうかのみならず、

会社の経営者でない方も持つことができる観点です。

 

そしてご自身の人生における最高経営責任者は、自身であることに目覚めるべきです。

なぜならば能動的にそうしていなくとも、自分の人生をより良くすることは自分の仕事だからです。

 

人生と、ビジネスと、自分自身で能動的により良くしていく観点として

バーチャルなCEOという立場を創作することは、誰にでも可能なアプローチなのです。